法テラスと民事法律扶助とは?
民事法律扶助とは、法的トラブルにが発生したときに、資力の乏しい方が、手続き費用や裁判費用、弁護士又は司法書士などの費用の立て替えを行う制度です。(「法律相談援助」「代理援助」「書類作成援助」)
日本司法支援センター(通称 法テラスが行なっています。)法テラスとは、国によって設立された法的トラブル解決のための「総合案内所」となっています。
民事法律扶助の援助の内容
- ●法律相談援助
- 弁護士・認定司法書士による無料法律相談。
- ●代理援助
- 自己破産などの裁判手続き、調停、任意整理などで専門家の代理が必要な場合に、弁護士・認定司法書士の費用を立替えます。
- ●書類作成援助
- 自分で裁判を起こす場合に、裁判所提出書類の作成を行う弁護士・司法書士を紹介し、その費用を立替えます。
民事法律扶助の利用方法
はじめてご利用の方は、法テラスにお問い合わせください。
資力が乏しく、法律相談の必要のある方には無料で法律相談が実施されています。
法律相談援助は、法テラスに登録のある弁護士・司法書士の事務所でも行なっています。 法律相談援助の結果、裁判や調停、交渉などの弁護士の代理が必要な場合や、本人で裁判を起こす場合で裁判所提出書類の作成が必要な場合は、審査の上、弁護士・司法書士を紹介され、その費用の立替えが行なわれます。
手続きの流れ
- ①法律相談
- 代理援助や書類作成援助の申込みの方にも、まず法律相談を受けることになります。法律相談だけで解決した方は、ここで終わりです。
以下の手続には進みません。 - ②審査
- 代理援助や書類作成援助を利用するには、審査において3つの要件を満たす必要があります。
援助を申込まれた方は、下記の書類を提出する必要があります。- (1)資力を証明する書類(課税証明、非課税証明、給与明細、生活保護受給証明書源泉徴収票等)
- (2)住民票
- (3)関連書類など
- ③援助開始決定
- 援助開始決定を受けると、弁護士又は司法書士などの費用や裁判費用を立て替えてくれます。
受任又は受託を予定している弁護士又は司法書士がいない場合は、援助開始決定後、半月から1ヶ月で弁護士又は司法書士等を紹介されます。立替費用については、原則として毎月分割で償還することになります。 - ④事件終了
- 審査により、弁護士・認定司法書士の報酬金を決定します。
(金額は、事件の結果により考慮されます。)
扶助・借金問題の相談は大阪で
大阪の民間非営利活動団体ですので相談は無料です。
電話無料相談 ⇒ 債務整理相談室大阪センター